ゴシック・アンド・ロリータ (Gothic & Lolita) とは日本のサブカルチャーの一つ。また、そのようなファッションを指して言う語。一般に知られている略称はゴスロリ。他にゴシックロリータ、ゴシックロリィタなど。 |
| ゴスロリ・ファッションの特徴と思想 |
ゴシック・アンド・ロリータ・ファッションには
それに影響を受けた
派生ファッションが存在する。
その例としては、
ゴシック・アンド・ロリータの要素を加えた
パンク・ファッション(ゴスパン、ロリパン)
などが一番よく知られている。
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ゴシックロリータ・ファッション
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ゴシック・アンド・ロリータの特徴を最も端的に表しているのが、そのファッションであり、そのファッション感覚こそがこの文化の中核となっている。このファッションを簡素に述べるならば、「ロリータ・ファッション」に表される事の多い、少女・少年を連想させる神秘的で無邪気な天使や妖精的な要素と「ゴシック・ファッション」に表される事の多い、倒錯・耽美の悪魔的な美意識が結合した、現代の歪んだ少女趣味の一種と言うことができる。
愛好する要素は少女趣味の他に、18世紀のゴシック趣味(ゴシック・リバイバル)、19世紀のロマン主義思想や、衒学趣味、神秘主義、オカルト主義、怪奇趣味、猟奇趣味、フランスの世紀末思想、耽美主義、退廃、古典などがある。
「ゴスロリ」のゴスはゴシックの略称とされているが、これには否定的な意見もある。
さらに侮蔑を含んだ使い方をされる場合もあるため、ゴスロリという略称を嫌がる人もいる。そのような人達は、ゴシック・アンド・ロリータではなくゴシック・ロリータ、ロリータ・ファッションでも多く使われるロリイタ(他、ロリィタ、ロリヰタ)の表記を使用することがある。
エレガントゴシックロリータ(EGL)は、1999年にMoi-meme-Moitie(モワ メ-ム モワ ティエ)というブランドが、従来から一般的に使用されていたゴシックロリータと「商業的に」一線を画すために使用された造語であり、一般的な用語「ゴシックロリータ」と差別化をする為にEGLというブランド名を作った。
ゴシック・アンド・ロリータというのは、ストリート系雑誌KERAの別冊、ゴシック&ロリータバイブル(Gothic & Lolita Bible)で使用されたものが大規模にメディアに露出したもので、1996年には東京都内でゴシック・アンド・ロリータ展示即売会も実施されている。 |
ゴスロリ・ファッションの特徴 |
ゴスロリ・ファッション |
下記にその代表的な特徴を挙げるが、ファッションに関する言及の常として、これは基本に過ぎず、多くの実例はここからは逸脱している。
ロリータ・ファッションにもいえる事だが、通常ファッションとの決定的な違いは頭に付けるヘッドドレス(又はミニハットや、ボンネットなど)であると言われている。これをゴシックロリータの基礎・基準とする考え方もあるが、本人の都合(服のデザインと合わない、など)でヘッドドレスを着用しない場合もある。
色彩自体は黒を多用したモノトーンの落ち着いた色彩であるが、過剰にレースやフリルなどの装飾が施されている点はロリータファッションと共通している。レースの色は服に合わせて多彩で造りも様々。
また、黒ではなく白を多用する場合は、ロリータ・ファッションの白ロリと区別するためか、白ゴスと呼ばれる事がある。白いゴシックスタイルに関しても雑誌等で同様の呼ばれ方がされている。
一般的に思われやすい、無地の黒布に白レースの典型的なゴスロリのデザインは、薄い化粧だけではゴシックよりも子供っぽい印象の方が強く出てしまう事や、雰囲気などがロリータ・ファッションと被ってしまう事、またゴスロリを連想させるコスプレ服によく使用されやすい組み合せである事などから、嫌がる人もいる。けれども、対照的なものとして扱われる事の多い、黒と白の色が持つ意味や着る人を選ばない組み合せである事などの理由から、人気の高いデザインである。
よりゴシックな印象を強くしたい場合は、白レースよりも黒生地に黒レース、紅茶ぞめ、ボルドーレース等を選ぶ場合が多い。また、白や黒の組み合せも人気だが、黒とダークブルー、血のような赤色なども人気が高い。
絵やイラストに描かれる場合、大抵は長い金髪または黒髪で描かれることが多く、髪型も縦ロールなどのロールヘア、姫カットなどのストレートヘアが典型的である。それらはゴシック・アンド・ロリータの理想的な髪型として頻繁に挙げられる事が多い。
実際のゴシック・ロリータ・ファッションは、茶髪などに染めている場合も多い。前述の髪型も多いが、人を選ぶ髪型である事から、大変難しいとされている。理想に近づけるために、白髪やピンクなどの派手な髪色に染めたり、ヘアーエクステンションやカツラなどのウイッグを使う場合もある。(これは他ファッションのデコラやパンク・ファッションにも言える。)
よく知られている代表的な化粧はゴシック・ファッションとも共通する、故意に白浮きさせた病的な顔色に見えるファンデーション、同じく病的な顔立ちを演出する濃いアイ・シャドー、服のイメージに合う憂いを帯びた雰囲気を出すため赤や黒、ダークブルー等、ダークな色みの強い口紅を施す。
いずれもゴシック・ファッションほどは悪魔性を強調せず、多少は少女的であることが多い。意図的に濃い化粧をする理由は、ビジュアル系バンドの影響やなどが挙げられる。
俗世的な雰囲気を無くす、お人形や魔性のイメージに近づける為にもメイクは必須とされている。 実際メイクをしない場合違和感が出来てしまう場合が多い。
銀製またはニッケルなどのめっきをほどこした銀色の装身具、または真鍮色等のアクセサリーを使用している場合が多い。よく使われる意匠は、十字架、鍵、天使の羽、悪魔の翼、薔薇、髑髏、蝶、蜘蛛など。また、クラシカルなものを好む場合は銀より渋めのアンティーク・ゴールド色などが上品なので好まれる。
意図的に使い古したような造りに仕上げられている場合も多い。 その他、代表的なモチーフとしては猫、吸血鬼、堕天使。ロリータファッションでもよく使われる童話のマザーグース、不思議の国のアリス。人形では球体関節人形などのほかビスク・ドールなどが好まれる。
また、ゴシック・アンド・ロリータでは死神(死の天使)あるいは髑髏と言ったモチーフが好まれる傾向は強いが、装飾面ではゴシック・アンド・ロリータよりも下記のパンク・ファッションの方が好まれ、扱われる場合が多い。また、一部のこれらモチーフは死のイメージを感じ取る事も出来なくはないが、イメージや象徴としてはそれよりも、オカルトや虚無的、退廃的な面が強く押し出されている場合が多い。 |
ミニ浴衣 |
厚底ブーツ |
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ゴスロリ・ファッションの思想 |
アウトレット「ショック」
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ゴシック・ファッションとロリータ・ファッションという交わらない、それぞれの独自性を持った個性的なファッションが交わったゴシック・アンド・ロリータファッションは非常に複雑なものであり、それがどのようなものであるか(=思想)は人により異なる。
例えば、ゴシックアンドロリータは略称でゴスロリと呼ばれる事が多く、ロリータの種類の甘ロリ、クラロリなどからゴシックではなくロリータの一ジャンルであるという意見がある。
しかし、その言葉の原型「エレガント・ゴシック・ロリータ」を発したとされるManaのバンド・マリスミゼルの曲風・全体的な雰囲気がゴシックを基調としていた為、ゴシック・ファッションを多少、少女的にしたものがゴスロリではないかという意見も訊かれる。
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